宇都宮市の納骨堂の一覧情報

宇都宮市でのお墓探しのヒント

宇都宮市は栃木県のほぼ中央に位置しており、栃木県の県庁所在地でもあります。人口約52万人が住んでいる中核市です。

宇都宮といえば餃子が有名ですが、宇都宮駅周辺は大型ショッピングモール、病院、学校、市役所など生活に便利な施設が揃っている住みやすいエリアになります。

交通機関はJRと東武鉄道が乗り入れており、JRは湘南新宿ライン、東京上野ラインの2路線を利用すれば、都心からのアクセスも容易にできます。また、宇都宮駅には東北新幹線が停車するので、那須塩原、郡山、仙台、青森など地方都市からのアクセスにも便利な土地です。

それでは、宇都宮市の霊園、墓地事情がどのようになっているのか紹介していきます。

全国の相場と比べると抑えられる費用的負担

宇都宮市のある栃木県でのお墓の具体的な相場についてみていくことにしましょう。

宇都宮市のある栃木県のお墓の価格は、全国の中央値は約40万円なの対して約27万円になっており、栃木県の相場は約13万円もリーズナブルであることが分かります。

次に、お墓を建てるときに必要な墓の土地相場はどうなっているのでしょうか。栃木県では、一般墓土地代は約25万円になります。全国の中央値では一般墓土地代は34万円です。全国と比較してみると9万円もの差があり、こちらも宇都宮市のある栃木県では一般墓代同様にリーズナブルな価格で購入することが可能ということが分かります。栃木県では一般墓代約13万円と、一般墓土地代約25万円を合わせておよそ約38万円でお墓を建てることができます。これは全国の中央値の一般墓代約40万円よりも低い価格です。

次に、隣県である茨城県の一般墓代と比較してみることにしましょう。茨城県の一般墓代は約45万円になります。これは全国平均の約34万円よりも高く、栃木県と比べると約18万円以上の差があります。一般墓土地代に関しては茨城県が約37万円と、こちらも全国平均の一般墓土地代約34万円よりも高く、栃木県と比較すれば約12万円以上高価になっています。

栃木県は、お墓の購入は比較的費用面の負担が少なく、リーズナブルな価格でお墓を建てることができる地域といえるでしょう。

死者数の増加に対して墓地数が間に合わないかも！？

厚生労働省『人口動態調査』『衛生行政報告例』より「いいお墓」作成

この項目では、宇都宮市の死者数と墓地数をみていきましょう。

宇都宮市の人口統計をみていきましょう。宇都宮市の年間死亡者数は、2000年には2,875人でしたが、2005年には3,343人と5年間で3,000人を超えており、さらに5年後の2010年には4,057人と、年々右肩上がりに死亡者数が増加しているのが分かります。全国的にも高齢化が進む一方のため、宇都宮市でも、今後、死者数は増え続けると予想されます。

それに対して墓地の数はどうでしょうか。栃木県の墓地の総数は2000年で1,180ヵ所、2010年には1,514ヵ所と334ヵ所も増加しています。2015年から2017年にかけては1,517ヵ所と2010年に比べると増加はしていますが横ばい傾向で、爆発的に増えているということはありません。

宇都宮市では年間を通じて市営霊園、墓地である北山霊園、上河内東山霊園、河内北霊園、東の杜公園の利用者を申し込みにて受付をしています。ただし、北山霊園と聖山公園は、区画数が少なく利用者数も多いため、返還があったときのみ申し込み、抽選の決定をしています。市内には他にも墓地がありますが、死者数に対して劇的な増加のみられない墓地数という現状もあり、いざ墓地が必要だと思ったときに希望する霊園に空きがないということも考えられます。そのため、早めにお墓の準備をしても損はないかもしれません。

宇都宮市は市街地付近にお墓が点在。そのため車でも電車でもアクセスは良好

それでは、宇都宮市の霊園には立地やアクセスにどんな特徴があるのかみていきましょう。宇都宮市の位置は、栃木県の中でもほぼ真ん中に位置している市です。お墓は宇都宮市内各地に点在しています。

宇都宮へのアクセスは、車を使用するなら国道4号線、国道119号線、国道121号線などを利用してアクセスすることができます。高速道路では東北自動車道の宇都宮ICまたは、北関東自動車道の宇都宮上三川ICが便利です。

電車でのアクセスであれば、東北方面からは東北本線、東京方面からは湘南新宿ライン、東京上野ラインを利用することができます。また、宇都宮駅には東北新幹線が停車します。そのため「なすの」を利用すれば郡山、那須高原、「やまびこ」を利用すれば盛岡、「はやて」「はやぶさ」を利用すれば新青森から直通でアクセスが可能になります。どの新幹線も東京、上野から発着しているので、本数が多く都心部からのアクセスも良好です。

宇都宮は餃子が有名な都市ですが、他にも百人一首発祥の地や、栃木県宇都宮市大谷地区でしか産出されない、モダン建築にも使用されている大谷石、宇都宮をホームとするプロスポーツチームが4チームもあったりと、さまざまな面で賑わいをみせている都市です。

さらに首都圏、都市近郊にありながら、様々な農作物が生産されています。宇都宮の生産物としては米、いちご、トマト、梨などが有名です。とくに、梨は栃木県内でもトップクラスの出荷量を誇る果物です。

宇都宮では昭和62年から平成22年の間、餃子の消費額日本一に選ばれた都市です。現在は静岡県浜松市にトップを奪われていますが、昔ながらの「餃子の街」として全国にその名を轟かせています。お墓参りで久しぶりに親戚が集まった時などに、宇都宮の餃子をお土産として振る舞うのも良いかもしれません。

ありがたさ倍増？宇都宮地域に残る「百万遍」

全国ではさまざまな葬祭における風習やしきたりがあります。栃木県では、申が付く暦の日は葬儀をしてはいけないという地域があります。これは猿真似という言葉から、葬儀を繰り返さないようにという意味が込められている風習です。また、葬儀から帰宅した人に対して玄関でお清めの塩をかけるのが全国的にもよく知られていますが、日光市の一部地域ではお清めの塩と共に鰹節をかけるという風習があります。鰹節は塩と一緒にかける場合もありますし、舐めたりと、地域によって違いがあるようです。

では宇都宮市ではどんな風習、しきたりがあるのでしょうか。

宇都宮市に伝わる風習には「百万遍」というものがあります。「百万遍」とは「百万遍念仏」の略で念仏を 100万回唱えることを意味します。葬儀や火葬の時に隣組や地域の人が集まって、親族と共に1つの長いお数珠を持ち、念仏を唱えながら横に回していくのです。たくさんの人が一緒に念仏を唱えることによって念仏の唱えた数が何倍にもなるとされていて、その数は唱えた人数分だけ増えるといわれています。故人が無事に極楽浄土へ旅立てるように、はなむけとしておこなわれているのです。